「家系図」を作って先祖を1000年たどる技術 (DO BOOKS) | |
丸山 学
同文館出版 2009-07-07 |
この本は読んでいないのですが、、、
地球&人類のルーツ、魂のルーツ、日本人のルーツに続き、家系のルーツについです。
「私は何者か?」を知る一つのヒントが家族です。両親、兄弟姉妹、祖父母、そのまた両親と連綿と続く家系の全てのDNAの情報を持っているのが”私”という存在です。特に性格は親兄弟、祖父母の影響が大きいですが、家系が持つ課題、テーマについて知るには、祖先について知ることが大切になります。家系図や、わかる範囲で祖先の人柄や何をしていたのかなどを調べて行くと、とても大きなヒントが見つかります。
例えばお父さんが父権的だと、その息子も父権的になるか反対に反抗して母性的になります。母親が母性性が強いと、娘は母性性が強くなるかもしくは反対に男性的になります。例えば、両親のうちどちらかがユタ的(ヒーラー的)な人なら、その子どもはユタの能力が高いですが、もしかしたらユタ的な能力を批判します。両親が喧嘩ばかりしていると、その仲介役になるか、一緒になって喧嘩をします。このように両親を真似するか、もしくは批判する子どもに育っていきます。いずれにせよ両親の性格や才能、特徴を持っているので分析してみる価値はとてもあるのでおススメです。
それと、地域の民族・歴史もとてもいいヒントが見つかります。私の生まれた千葉県は昔は上総(千葉の真ん中あたり)、下総(千葉の北の方)、安房(南房総)と言われていました。上総・下総の”総”は、よい麻が取れる場所という意味があるそうです。そして安房は徳島県の阿波から来ています。阿波に住む氏族 忌部氏は宮廷祭祀の祭具や儀式を執り行っていたそうです。その忌部氏が徳島から船で安房(今の館山)にやって来て、農業や製紙、製鉄など様々な技術や儀式を教え広めて行きました。この技術を教えて行くことで争いもなく土地の人々と仲良くなり、慕われるようになったようです。
宮廷祭祀をしながら、農業や技術を持っている人々が住んでいたこと、そして豊かな土地である千葉に生まれたことは、私にはとても意味があることのように思えてなりません。